現在の府中2丁目。町名は府中六木の1つ「大木」に由来するとされる。寛永2年(1625)の水帳に「おふき」の呼称が見える。近世中期以降府中13町の1つ、香丸組に属する。
山車全体
町内の大工棟梁である小井戸信夫によって造られた。各町の山車を参考に町内でも曳ける山車を考案し、作成されたものである。
[材質]
ケヤキ
[作成年代]
平成2年(1990)
[製作者]
小井戸建築
[寸法(縦×横×高さ)]
2660×2680×3920mm
第1層1730mm 第2層3650mm
[祭礼時以外の保管場所]
町内倉庫
山車人形「神武天皇」
町内の指物師をしていた秋山徳次郎が、神武天皇(大正元年)、スサノオノミコト(大正10年)、天照大神(昭和元年)の人形3体を作成。当時の山車に神武天皇を乗せたことから、現在の人形はその当時の人形を参考にして作られたものである。
[材質]
竹、和紙
[作成年代]
平成2年(1990)
[製作者]
(株)川崎人形・光本
[寸法(高さ×幅)・重量]
2000×1000mm・不明
[祭礼時以外の保管場所]
町内倉庫
獅子頭
町内で彫刻に携わっていた武石伴之助に獅子頭の作成を依頼し、町内の産婦人科医である松葉弘から寄贈を受けたもの。頭は宇津型の獅子(オス)で眉毛が渦巻きに彫られており、その特徴を色濃く残している。
[材質]
ヒノキ
[作成年代]
昭和26年(1951)
[製作者]
武石伴之助
[寸法(縦×横×高さ)・重量]
600×620×620mm・16.6kg
[祭礼時以外の保管場所]
町内倉庫
獅子全体
鉾田・藤田製の馬車を利用して組み上げている。幌は藍染・獅子毛模様で、町内の縫製業であった野口吉郎により制作されたもの。
[材質]
小屋:ヒノキ 幌:木綿
[作成年代]
[製作者]
小屋:不明 幌:野口吉郎
[小屋寸法(縦×横×高さ)]
3800×2100×2250(3100)mm ※括弧内は飾りを含んだ高さ
[祭礼時以外の保管場所]
町内倉庫