現国府3丁目。慶長年間(1596~1615)に新たに府中領主になった佐竹氏により大掾氏家臣団である香丸氏、森木氏の屋敷跡の中央に作られたのが由来。かつて鎮座した天王社は總社宮に合祀された。
山車全体
明治29年(1896)に建造された旧山車を参考に電線下を通れるよう可動式の三層造りとした。前輪車軸台座に舵を装着し方向を変える石岡初の山車である。
[材質]
総ケヤキ
[作成年代]
平成9年(1997)
[製作者]
総野代工務店
[寸法(縦×横×高さ)]
3600×2950×5100mm
(三層上げ時は高さ6800mm)
[祭礼時以外の保管場所]
山車小屋(町内会員経営の駐車場内)
山車人形「日本武尊」
明治29年(1896)の山車建造に合わせ、東京人形町在住の原舟月に依頼して製作。舟月最晩年の作と伝わる。製作費は山車の建造費である当時600円より高かったと言われる。購入当時の資料は昭和4年(1929)の石岡の大火で焼失した。
[材質]
木材、正絹、本金糸(箔)、象牙
[作成年代]
明治29年(1896)
[製作者]
法橋三代目原舟月
[寸法(高さ×幅)・重量]
2000×800~1000mm・50~100kg
[祭礼時以外の保管場所]
蔵(町内個人所有)