明神神輿
解説
大神輿より一回り小さい神輿で、奉祝祭の日のみ渡御する。
平成9年(1997)に大神輿を修復する際、神庫内に収蔵されていた旧天王社(八坂神社)の神輿を同様に修復する予定だった。しかし損傷が激しかったためにいわゆる「中神輿」として新調されたのが明神神輿である。
大神輿を修復した栃木県石橋町の神輿師・宝珠堂の小川政次の手になり、台輪寸法3尺2寸、総重量は担ぎ棒を含んで800キログラムある。
担ぎ手は總社宮直属の神輿会である總社明神会の会員と、一日会員として登録した全国の神輿愛好家計100名ほどである。
奉祝祭の午後、本殿から大神輿とは別の御分霊を遷して発輿式を行い、巫女の浦安の舞に見送られる形で出御。境内から氏子区域を回り、当日の内に還御する。途中石岡獅子舞連合会による「幌獅子大行列」に合流し、幌獅子とともに御幸通りを巡行する。